Service 事業内容

ふっ素樹脂コーティングの特性

ふっ素樹脂コーティングの特性について解説します。

難付着性

ふっ素樹脂コーティング膜には、ほとんどのものが付着あるいはこびりつきにくく、たとえ固着しても簡単に取り除くことができます。
【用途事例】熱交換器(プレート式、蛇管式)ラジエターキャップ部品

すべり性

他のプラスチックに比べて、非常に低い摩擦係数をもっています。荷重・摺動により摩擦係数は変化しますが、一般的にはμk=0.05〜0.10の値を示します。
【用途事例】ガスケット

耐摩耗性

ふっ素樹脂と耐摩耗性樹脂などを組み合わせることにより、被膜強度を向上させ、荷重の高い摺動に対しても優れた耐摩耗性を示します。
【用途事例】ガスケット

耐熱性

プラスチックとしては使用温度が広く、FEPでは−240℃〜+200℃、PTFE/PFAでは−240℃〜+260℃で使用できます。

耐薬品性

ふっ素樹脂は、ほとんどの薬品におかされることはありませんが、コーティングでは被膜が薄いとピンホールができることがあります。基材への薬品の浸透を遅らせ基材を守るためには、膜厚を厚く加工する必要があります。

はっ水・はつ油性

コーティング膜は水も油もはじき、ほとんどの液体によって濡れにくくなるために、汚れ防止になります。

電気特性

あらゆるプラスチックの中で最も優れた電気特性(絶縁抵抗が大きい等)をもっています。導電材を加えて帯電を防止した導電性コーティング膜もあります。

このページの先頭へ